2013-10-04

ニコラス・ドレイシュタットから言わせてもらう最近の音楽業界

電車時間の有効利用に、読書とかします。
読むのはマンガ・小説・ビジネス書と様々ですが、
昔話題になった(最新ではない。笑)
ゆる~いビジネス書、あたりが好きです

 
そんなワケで今読んでるのは「もしドラ」。
BOOK OFF的なところで100円でみつけて(笑)
 
まだ途中までしか読んでないのですが、
やばい、ちょっと泣いてしまった。
電車の中で、ちょっと恥ずかしかった。
 
 
ちょっと興味深いエピソードが書いてあったので
自分の備忘録兼・紹介って感じで引用してみる。
 
 
1930年代の大恐慌のころ、修理工からスタートして
キャデラック事業部の経営を任されるにいたった
ドイツ産まれのニコラス・ドレイシュタットは、
 
「われわれの競争相手はダイヤモンドやミンクのコートだ。
顧客が購入するのは、輸送手段ではなくステータスだ」
 
と言った。この答えが破産寸前のキャデラックを救った。
わずか2、3年のうちに、あの大恐慌時にもかかわらず、
キャデラックは成長事業へと変身した。 (マネジメント原著P25)
 
岩崎夏海
『もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの「マネジメント」読んだら』
p.52より引用

引用の引用(笑)
まあとにかく、これ、深いなあ~!!(>_<)
っと。
 
僕はギタリストの押尾コータローさんファンなんですけど、
押尾さんのライブなんかでも、同じ事が言えるんじゃないかと思った。
「顧客は音楽ファン(だけ)ではない」って感じで。
 
最近の音楽業界、違法ダウンロードを刑法で取り締まって
業績回復を期待してたみたいだけど、
どんどん業績が伸び悩んで規模が縮小してますよね。
業界の伸び悩みを違法ダウンロードのせいにしてたけど
(もちろんそういう側面もあるんだろうけど)
ちょっとズレてるんだよなあ、っと。
 
つまり、ニコラスさんが言ってる事の裏返しだと思うんですよね。
「顧客=音楽ファン」という誤りなんじゃないのかなあ、っと。
がんばれ音楽業界。